ANAアメックスのメリットとデメリット -コスパ最高峰の理由とは-
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ANAアメックスがコスパ最高と言われている理由とは?
ANAはJCBや三井住友VISA、アメックス他、様々なカード会社と提携クレジットカードを発行していますが、その中でもANAアメックスは、最もコスパが高いクレジットカードとして、ANAマイラーから評価されています。
実際に筆者もANAアメックスの発行がスタートした2009年10月にすぐにカードを申し込み、ANAアメックスを使い倒してきましたが、他のANAマイラー同様、そのコスパの高さに驚きました。
そこで本特集ではANAアメックスホルダーの筆者が、カードを使っていたからこそわかる、ANAアメックスのメリットとデメリットを解説したいと思います。
ANAアメックスへの申し込みを検討されている方は、是非本特集をチェックしてみてください。
ANAアメックス(ANA・アメリカン・エキスプレス・カード)
ANAとアメックスが提携し発行するクレジットカード。数あるANAカードの中でも圧倒的なコストパフォーマンスを誇っており、ANAマイラーからの評価は極めて高い。
なかでも実質無期限でANAマイルを貯めることができるサービスと、同伴者1名まで無料で利用できる空港ラウンジサービスは、ANAアメックス独自の特典。また入会キャンペーンのお得度の高さにも定評がある。
ANAの飛行機を利用する機会がある方であれば、必ずチェックしておきたいクレジットカードの一つ。
年会費 | 7,700円(税込) |
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ANAマイル還元率 |
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ANAアメックスのメリット
ANAアメックスのメリット【その1】 実質無期限でANAマイルが貯まる
ANAアメックスのメリットの中でも、代表的なのが実質無期限でANAマイルを貯めることができる点でしょう。ANAマイルには3年間という有効期限があります。貯めたマイルは、マイルが加算された月から数えて、36か月後の月末まで有効です。この制度自体は全てのユーザー共通で、ANAアメックスだけ特別に有効期限がなくなるという訳ではありません。

ではどのようにしてANAマイルを実質無期限で貯めるのでしょうか?実はここにはからくりがあり、ANAアメックスはカード利用で直接ANAマイルが貯まるのではなく、まずはアメックスのポイントが貯まり、任意のタイミングでANAマイルに交換できるという特性を利用します。
つまりANAマイルの有効期限を延ばすのではなく、アメックスのポイントの有効期限をなくすことによって、実質無期限でANAマイルを貯める訳です。
ちなみにアメックスのポイントを無期限にする方法は極めて簡単。マイル移行コースに登録するだけでOKです。これだけでポイントに期限がなくなるので、アメックスのポイントをじっくりため、希望するポイントが貯まった時点でANAマイルに交換すると良いでしょう。
ANAアメックスのメリット【その2】 同伴者1名まで無料で利用できる空港ラウンジサービス
筆者がANAアメックスのメリットの中で、最もお得度が高いと思うのがこの「同伴者1名まで無料で利用できる空港ラウンジサービス」です。一般的に空港ラウンジサービスは、ゴールドカード以上に付帯するサービスであり、ゴールドカードの年会費はほとんどのカードが1万円を超えます。
対してANAアメックスの年会費は7,700円(税込)と一般的なゴールドカードと比較すると大幅に安く、さらに同伴者1名まで無料で利用できるというのは本当に驚きです。
ちなみに空港ラウンジは、カード会員以外でも有料で利用できるケースがありますが、その場合の費用は多くの場合、1,000円(税別)程度。つまりANAアメックスを利用し、同伴者含め空港ラウンジを無料で利用した場合、それだけで2,000円(税別)お得になる訳です。
ちなみに本サービスは家族カードも利用できるので、ANAアメックスとその家族カードがあれば、家族4人が無料で空港ラウンジを利用することもできます。
ANAアメックスで利用できる空港ラウンジ一覧
国内
- 新千歳空港
- 函館空港
- 青森空港
- 秋田空港
- 仙台空港
- 羽田空港第1旅客ターミナル、羽田空港第2旅客ターミナル、羽田空港第3旅客ターミナル
- 成田国際空港 第1ターミナル、成田国際空港 第2ターミナル
- 新潟空港
- 富山空港
- 中部国際空港
- 小松空港
- 大阪国際空港(伊丹空港)
- 関西国際空港
- 神戸空港
- 岡山空港
- 広島空港
- 米子空港
- 山口宇部空港
- 高松空港
- 松山空港
- 徳島空港
- 北九州空港
- 福岡空港
- 長崎空港
- 大分空港
- 熊本空港
- 鹿児島空港
- 那覇空港
海外
- ハワイ ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧・ホノルル国際空港)
アメックスゴールドのメリット【その3】 ANAマイルがどんどん貯まるポイントプログラム
ANAアメックスがANAカードの中でコスパ最高峰と言われる理由は、付帯サービスの充実度に加え、ANAマイルがどんどん貯まるポイントプログラムの使いやすさにあります。
ANAアメックスのポイントプログラムの主な特徴
- カード利用100円につき1ポイント付与
- ANAグループでカードを利用するとポイントが1.5倍
- ANAカードマイルプラス提携店で利用するとポイントに加え、マイルを付与
- ANAグループ便を利用した場合、搭乗時に10%のボーナスマイルを付与。ANAグループ便を利用した場合、搭乗事に10%のボーナスマイルを付与
- カード入会で1,000マイル、カード継続で1,000マイルプレゼント
ちなみにANAカードマイルプラス提携店には、セブン・イレブン(カード利用200円につき1マイル)やマツモトキヨシ(カード利用100円または200円につき1マイル)、スターバックスコーヒー(カード利用100円または200円につき1マイル)他、日常使いできる店舗が揃っています。
通常のカード利用に加え、これらの提携店舗を上手く活用するとマイルがどんどん貯まっていくので、しっかり憶えておきましょう。
ANAアメックスのメリット【その4】 空港で利用できる便利でお得なサービスが無料付帯
ANAアメックスは、空港で利用できる便利でお得なサービスが付帯している点も、大きなメリットです。本チャプターでは、その中でも特にお得度が高いサービスを厳選し、ご紹介します。
- 手荷物無料宅配サービス
- 海外旅行から帰国した際、空港から自宅まで、スーツケース1個を無料で宅配してくれるサービス。成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用できる。
- ANAFESTAで5%OFF
- ANAが就航している空港に行くと、ANAFESTAと呼ばれるショップがあり、空弁、ペットボトル、お菓子、地元のお土産など、様々な商品を販売している。ここで1,000円以上買い物すると、商品価格がもれなく5%OFFになる。

筆者はどちらも利用した経験がありますが、特に利用頻度が高く、お得だと感じるのがANAFESTAで5%OFFになる特典です。これは実は通常では割引にならないお土産にも適用されます。筆者は田舎に帰省し、会社のみんなにお土産を買う際は、必ずANAFESTAでANAアメックスを使用し、5%OFF特典の適用を受けています。ちなみに5%割引はカードを提示するだけでOK。支払いの際は現金や他のカードを利用することもできます。ただしANAアメックスをANAFESTAでの支払いに利用すると、ポイントが1.5倍貯まるので、特別な事情がない限り、そのままANAアメックスで支払うのがおすすめ。
ANAアメックスのメリット【その5】 充実した入会キャンペーン
ANAアメックスのメリットとして最後に挙げておきたいのが、充実した入会キャンペーンです。これは2009年10月の発行開始から、一貫しており、キャンペーン内容は変わるものの、常に他のANAカードよりも魅力的なキャンペーンを展開しています。
ちなみにANAアメックスの上位カードになるANAアメックスゴールドは、さらに効率よくマイルが貯まるキャンペーンを実施しています。ANAアメックスのワンランク上のカードも検討したいという方は要チェックです。
ANAアメックスのデメリット
ANAアメックスのデメリット【その1】 ポイント移行コースへの登録料がかかる
それでは次にANAアメックスのデメリットについても見ていきます。率直に言ってANAアメックスは、最高のコスパを誇るANAカードだけに、デメリットはあまりありません。ただそれでもいくつか気になるポイントがあるので、ご紹介します。

まず多くのユーザーが一番に気になるのは、ポイント移行コースへの登録料6,000円(税抜)でしょう。ANAアメックスはカード利用額100円につき1ポイント貯まっていき、そのポイントを1ポイント1マイル換算でANAマイルに交換できますが、ポイントをANAマイルに交換するためには、このポイント移行コースへの登録料を支払わなければいけません。
ちなみにポイント移行コースに登録すると、ANAマイルに移行できるようになると同時に、ポイントの有効期限が無期限になります。つまりメリット1で解説した、ANAマイルを無期限に貯めることができるようになるわけです。
ただ実はこれはANAアメックスだけのデメリットという訳ではなく、ANAVISAカードもANAJCBカードも100円につき1マイル貯まるようにするためには、移行手数料6,000円(税抜)がかかります。
つまりこれはANAアメックスに限ったことではなく、ANA提携カード全体に言えるデメリットと言えるでしょう。
アメックスゴールドのデメリット【その2】 海外で利用できる空港ラウンジが少ない
ANAアメックスのデメリットとして挙げられるのは、日本国内の主要空港はほとんど全て利用できるものの、海外で利用できる空港ラウンジが少ないという点があります。
海外への出張や旅行が多い方で、空港ラウンジを頻繁に利用する場合は、ラウンジサービスという点で少し物足りなく感じるかもしれません。
(個人的には海外への出発時は羽田国際空港も、成田国際空港も利用できますし、海外の空港ラウンジは緊張してしまうので、特に使えなくても問題は感じませんでした。)
まとめ
【結論】ANAアメックスはANAカードだけではなく、アメックス提携カードの中でもコスパ最高峰
筆者はクレジットカードの専門家として、どんなにお得なクレジットカードを評価する際も、必ずメリットだけではなくデメリットについても考えるようにしていますが、ANAアメックスだけでは、本当にデメリットを見つけるのに苦労しました。
ANAアメックスのカードスペックを考えると、どう考えてもデメリットよりもメリットが上回ります。また他のANAカードと比較しても、優位性があるのは間違いありません。
ANAカードの利用を検討している方で、その候補としてANAアメックスを検討されている方は、一度ANAアメックスを利用してみてはどうでしょう?
実際に使ってみると、このカードの優位性にきっと気付かれるはずです。
ANAアメックス(ANA・アメリカン・エキスプレス・カード)
ANAとアメックスが提携し発行するクレジットカード。数あるANAカードの中でも圧倒的なコストパフォーマンスを誇っており、ANAマイラーからの評価は極めて高い。
なかでも実質無期限でANAマイルを貯めることができるサービスと、同伴者1名まで無料で利用できる空港ラウンジサービスは、ANAアメックス独自の特典。また入会キャンペーンのお得度の高さにも定評がある。
ANAの飛行機を利用する機会がある方であれば、必ずチェックしておきたいクレジットカードの一つ。
年会費 | 7,700円(税込) |
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ANAマイル還元率 |
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アメックスゴールドの特典・メリット
ANAマイルが実質無期限
ANAマイルを実質無期限で貯めることができる、唯一のANA提携クレジットカード
提携店の利用で還元率アップ
通常のカード利用でも100円につき1ポイント、ANAカードマイルプラス提携店でカードを利用するとさらに1ポイント付与
ANAグループ利用はポイント1.5倍
ANAグループでカードを利用するとポイント1.5倍・空港内店舗「ANA FESTA」で1,000円以上カードを利用すると、利用料金が5%OFF
スーツケース1個無料配送
海外旅行の際、自宅から空港間をカード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送(往復)
アメックスゴールドの空港ラウンジサービス
同伴者1名まで無料
アメックス所定の国内外の空港ラウンジが、同伴者1名まで無料